シンプルな生き方と平凡な生き方とは「似て非なるもの」です。
同じようだが、実際は全く別のものです。
質量とエネルギーの等価性を表したアインシュタインの「E=mc2」の公式は有名ですね。
アインシュタインは宇宙は複雑なようだが、とてもシンプルだと言っていました。
「人生もまた斯くの 如し」
マンデルブロは、自然界も複雑に見えても自己相似性という原理に基づいていると考え、フラクタル幾何学の公式を生み出した。
乱暴な言い方をすると「部分」と「全体」は相似形であるということです。
六甲山系(神戸)の金鳥山から超古代のカタカムナ文明(1万2千年前)を記録した巻物が見つかった。
そこには直感物理学といわれる「相似象」の自然観が詳細に記述されています。
古代の「竹之内古文書」もすべての現象を「鋳型」で説明しています。
簡単な解釈をすれば、宇宙は「シンプル」なシステムであるということになります。
科学の進展は複雑なものからよりシンプルな原理の探求のような気がします。
こう考えてみると人生も「求める哲学」から「捨てる哲学」、複雑からシンプルへと考える方が
自然の理に適ってるいるのかもしれません。
そういえば、Appleのスティーブ・ジョブズも、必要でないものはすべて切り取ると言っていました。
それで、あんなにシンプルで美しい「iPhone」や「iPad」が誕生したのですね。
仏教での「無我」の境地はまさに宇宙と一体になった「シンプルな生き方」だったのですね。