アサイド

シンクロニシティーの謎3

シンクロニシティーの謎3

ユングは「シンクロニシティ」を次の三つに分類しています。

1、何かを考えたり、思ったりしているのと同時に、同じ場所で、それに関係があるような事が起きる。
2、何かを考えたり、思ったりしているのと同時に離れた場所で、それに関係があるような事が起きる。
3、何かを考えたり、思ったりしたことと、関係のあるような事が、未来に起きる。

考古学者のフランク・ジョセフも、シンクロニシティを分類したひとりです。
アメリカのウイスコンシン州に住む、考古学者の、フランク・ジョセフさんの人生は、何と、百年前に実際に生存した、イグナティウス・ドネリーという人物と「同じ運命」を辿っているという数奇な体験をしています。
彼は、そんな偶然の一致を体験し、独自に研究を始めたのです。
800人以上にインタビューをし、多くの文献から豊富な実例を収集し、シンクロニシティを17に分類しました。

★フランク・ジョセフの17の分類

1、物品(物体に関連して起こる現象)
2、数字(特定の数字の組合せや、同じ数字が繰り返し目の前に現れる)
3、環境および動物に関する前兆
4、予兆(虫の知らせ)
5、夢
6、導き(何かに迷っている時などに起こる、決心がつくような出来事)
7、テレパシー
8、パラレル・ライフ(二人以上の人間が、人生において何回か関わりを持つ)
9、ルーツ(人間のルーツを明らかにするような働き)
10、芸術(芸術が要素になって起こるシンクロニシティ)
11、警告(危険を回避するよう働く偶然の一致)
12、死(死の前兆)
13、救済(困り果てたとき、突如として差し伸べられる救いの手)
14、生まれ変わり(前世の証拠になるような偶然の一致)
15、天職(偶然の出来事を通して、自分の天職を知るような場合)
16、謎(謎全般)
17、人生を変えるような出来事

「シンクロニシティはなぜ起こるのか」という仮説はあるが、未だ真相を解明した人は誰もいません。
その謎は、科学の未知なる領域に静かに眠っています。

ユングは、世の中のもの全ては 繋がっていて 互いに連動しているという仮説を立てた。
そして「集合的無意識」という概念を提唱しました。

シンクロニシティはきわめて個人的な体験であり、自分の運命と深く関わっています。
科学の解明を待つまでもなく、宇宙からのメッセージとして考えた方がよさそうですね。

噂をしていたら本人がやってきたり、田中さんどうしてるかな、と思っていたら街角でばったり会ったり、欲しいと思っていたものが偶然にプレゼントされたり、こんな体験は誰にでもあります。
普通は単なる「偶然」だと思って日常生活から切り離して考えてしまう。

「意味のある偶然の一致」を注意深く観察することによって、ますます「シンクロニシティ」が増えて来ます。
まるで運命の波の上に乗っているように。

シンクロニシティーは、何らかの自分の運命に関わるメーッセージだとしたら…
その謎解きをしておく必要があるのではないでしょうか。

コメントは停止中です。