イメージと空想とは違います
イメージと実際の体験は生理的にイコールです。
レモンを食べているイメージをすると実際に食べたのと同じように唾液が出たり酸っぱく感じたりしますね。
この話は今まで何度もしてきました。
しかし、自分が現実に体験できないこと(物理的に)はいくらイメージしても現実化出来ません。
当たり前ですが、鳥のように空を飛びたいといくらイメージしても、空を飛ぶことはできません。
しかし、代替的に飛行機を発明することはできます。(物理的に可能)
何の訓練もされていない一般人がオリンピック選手になるイメージをしてもそれは不可能です。
しかし素質と才能が備わっていれば可能です。
イメージと現実はどこまでもイコールです。
現実に不可能なことはイメージをしてもやはり不可能です。
それでは何のためにイメージトレーニングをするのでしょうか。
人はどんなに頑張っているつもりでも、自分の力の70%ぐらいしか発揮出来ません。
ましてや普通の人は自分の能力の半分も発揮していません。
ところが潜在意識の力を加えることによって、できないこともできるようになります。
イメージは自分の潜在能力を引き出す唯一の方法です。
イメージも現実と同じなので今自分が立っている位置から出発することです。
自分の実力が小学生であったと仮定しましょう。
そこでいくら大学生のイメージはをしても大学生になれません。
現実に小学生がいきなり大学生になれないからです。
イメージはいつも現実的に可能なことをやらないと効果がありません。
そこで小学6年生であれば、中学生のイメージは可能です。
会社員であっても係長であれば、課長になるイメージは可能です。
しかし、部長になるイメージをしてもなれません。
それでは目標との関係はどうなるのでしょか。
先ほどの例でいえば、自分が小学生であっても、将来大学生になる目標は必要です。
目標が大学生ですがイメージトレーニングは、中学生、高校生と段階を踏まなければ絵に書いた餅になってしまいます。
人生に大きな目標を持っていても、行動は目標に向かって毎日積み重ねなければなりません。
一気に目標に到達するわけではありませんね。
毎日の積み重ねがやがて大きな力になっているのです。
自転車に乗れない人が今日練習したからといって明日から乗れるわけではありません。
毎日練習を重ねた結果乗れるようになれるのです。
現実のプロセスと同じようにイメージトレーニングをやらないと効果は期待できません。
このステップを踏むことによって、現実に無理だと思うことでも、イメージトレーニングによって潜在能力が引き出され実現可能となるわけです。
イメージと空想とは違います。