バーチャル(仮想)=リアリティ(現実)
何が現実で何が仮想かを定義づけるのは難しいものです。
ITの進歩は現実空間に仮想を取り込んだ拡張現実という技術を生み出しました。
元々脳そのものが仮想現実を作り出しているので仮想現実を見てもなんら違和感がありません。
我々が見ている現実の世界は脳が作り出した仮想の世界だからです。
それでは真のリアリティとはなんでしょうか。
あなたが読んでいるメルマガも、ミクロの世界へどんどん入っていくと、原子、電子、クオークやレプトンと、最後はエネルギーの波動となり無になってしまう。
あなたも、私もエネルギーの波であって実体はないともいえます。
夜空を美しく飾っている一億光年の星は、一億年前に爆発して、もう存在していないかもしれません。
私たちが見ている星は一億年昔の星です。
なぜなら、その星の光は一億年かかって地球に届いているからです。
物事のリアリティには、時間空間が絡み合っています。
ある空間から観察したら、存在しているものが、違う空間から観察すると存在していないことになります。
時間空間とは奇妙な存在です。
一部の物理学者は、時間など存在していない、それは人間の固定観念に過ぎないと言っています。
仮に時間がないとすれば、過去も現在も未来もないことになります。
科学が辿り着いた物質の究極の姿は「無」に行き着いてしまった。
仏教では宇宙の本質を「色即是空・空即是色」と看破しました。
人間の意識はエネルギーの波動であり、宇宙のエネルギーと融合しています。
人間が想像した仮想の世界は、仮想ではなく実体であることが分かったのです。
バーチャルと言う言葉はコンピュータ用語であるが、
辞書を引いてみると「仮想」と書いてある、その後に、仮想は現実と書いています。
仮想は現実と同じ意味なのです。
二十一世紀は本格的な仮想社会に突入します。
仮想を中心とした魔法のような社会です。仮想は時間空間を超越していきます。
インターネットの通信網はいまや世界中に張り巡らされていますね。
人々はデジタル空間と呼ばれる仮想空間の中で生活をし始めています。
仮想空間の中で、人々の意識はリアルタイムに反応しています。
もはやデジタル空間は仮想でなく現実空間なのです。
ものごとの因果関係は崩れ去り、仮想空間の中では、地球規模で人類の意識場が形成され、
一瞬、一瞬が波のように動く…
地球全体が人の意識のエネルギーの波によって刻々と変化しています。
シェルドレイクが提唱した「形の場」が仮想空間の中で形成され、意識場そのものが
自己組織化を繰り返しながら成長していきます。
人類史上、人類がかつて一度も経験したことのない、想像を絶するような社会がやってきました。
それはもう、目と鼻の先まで近づいている、IT社会は、まさに魔法の社会です。