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人生は山を登るが如し

人生は山を登るが如し

人生と登山は似ているところがあります。
学生時代はよく登山をしたものです。

重い荷物を背負ってただひたすらに登っていく
何かを考えていたら荷物が重くなります。
何も考えずに一歩一歩前に進むしかありません。

体力と精神力の限界の中で、ふと荷物の重さに負けて、もう二度と山になど登りたくないと思う。

荷物もろとも谷底に転げ落ちたらどんなに楽だろうと思うことさえあります。

どんなに苦しくても前に進まなければ、頂上に辿りつけない。

どうしてこんなところに来てしまったのかと後悔することもあります。

そんな思いでやっとたどり着いた頂上は、雲海が一面に広がりまるで天国のような気がしたものです。

それは苦しみの反動であったのかもしれません。

学生時代の登山の苦しみが、私の人生の原体験になったような気がします。

何事も苦労しないで手にすることはできないし、また手にできた感動や喜びは、苦労の質と量で決まるような気がします。

無理に苦労を望まなくてもいいですが、苦労は喜びの種になることだけは確かです。

「苦労は報われる」と、言われる所以ですね。

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