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脳を拡張させるコンピューターの役割

脳を拡張させるコンピューターの役割

一昔前までコンピューターは特殊な人の持ち物でした。
コンピューターといってもピンからキリまであります。

今、私たちが手にしているPC、スマートフォンの性能は
30年ほど昔は一部屋ぐらいの大きさの代物でした。

私が30代の頃使っていた電卓は今のテレビ並みの大きさでした。
真空管に数字が浮かび上がって点いたり消えたりしていました。
機械が計算するなんて信じられずにとても不思議な感覚でした。

また、人間の頭の代わりをしてくれるんだと感動したりもしました。
今は何の感動もなく当たり前のように毎日使っています。

当時コンピューターはどこまで賢くなるのだろうと興味津々でした。
よくよく考えてみれば人間の身体の機能を拡張するものを人類は
発明してきました。

歩く代わりに自動車を、遠くを見るために望遠鏡を、小さなものを
見るために顕微鏡を、重いものを持ち上げるためにクレーンを
手でちぎる代わりに包丁を、空を飛ぶために飛行機を、海を移動すのに
船をと、次々に発明をしていきました。

最後に脳を拡張するコンピューターを発明したのです。

そして、人間のように学習するコンピューターまで進化させました。
未来は人間の脳とコンピューターがリンクされて、どこまでが脳で
どこまでがコンピューターか分からなくなります。

現に今でも幼稚な段階ですが、人間の意識で動くコンピューターまで進化しています。

この先どうなっていくのでしょうか。

新しい発明には必ず光と闇が共存します。
自動車の運転を間違えると大きな事故につながるように、コンピューター
の使い方によっては恐ろしい機器となるでしょう。

個人のゲノム解析がたった一万円足らずで可能な時代です。

どんなに進化したコンピューターでも主人は人間です。

これから大切なことは人間が霊的に進化することです。
そうしないと高度な文明が人間を滅亡させることになりかねません。

人間中心の社会を早急につくらなければ危険な状態に差し掛かっています。
人類の叡智を信じるしかありません。

私たちはそんな分岐点に立っているのです。

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