情報化社会とは時間の流れがゼロに近づく
時間の中で現象が流れているのか。
現象から現象を図る物差しとして時間を認識しているのか。
それとも時間など存在していないのか。
一体時間とは何か?
物理学者の間でも「時間とは何か」が解明されていません。物理的に存在しているのか、単なる人間の頭の中でつくった概念なのか。
いずれにしても私たちは時間の流れを認識しながら人生をおくっています。
何事も原因があって結果が生じると考えています。
原因と結果の間に時間の経過があります。
この原因と結果までの経過が時間がどんどん短縮されています。
昔は京都から東京まで20日ほどかかりました。
今は新幹線で二時間半ぐらいで行けるようになりました。
原因と結果が20日から二時間半に短縮されたわけです。
これを時間の短縮と考えてください。
最近は時間の流れが速く感じませんか。
今はマウスイヤーといわれています。
人間の一年がマウスは18年にあたります。
マウスイヤーとは、今の一年は昔の18年に匹敵するということです。
世の中が光速で変化してるということですね。
これからの三年は一昔の50年に匹敵するわけですね。
想像を絶する大変化が目に前に立ちふさがっています。
原因と結果がゼロに近づいたらどうなるのでしょうか。
池に石ころを投げると波紋が広がりますね。
同じ石を桶に投げると一瞬に広がります。
池と桶の空間の違いで時間の速さが変わるということになります。(時間が現象の物差しとすれば)
因果が一体になると、時間の流れがゼロになり、因果関係は成り立たなくなります。
情報化社会とは時間の流れがゼロに近づく社会です。
そのとき時間は空間に変換されます。
空間とは意識空間のことです。
一昔前は世界は無限に広かった。
現在の世界はとても狭く感じますね。
人の意識は池の空間から桶の空間に変わったわけです。
ある専門家が2013年に時間の流れはゼロになると
いってました。
今は2014年です。
地球上のどこかで何かが起これば一瞬のうちに世界中に広がります。
これを「非線型社会」と呼ばれています。
過去の延長線上に未来はないということです。
明日何が起こるかわかりません。
こんな時代は時間より空間に意識を持っていく方が
未来を予見しやすくなります。
東洋の人たちは現象を陰陽の動きで洞察しました。
そして「陰陽の法則」を編み出したのです。
この空間を格子で区切ったものが「場」と呼ばれるものです。
今流の言葉でいうと「空気」です。
空気の読めない人は違う意識空間にいるのです。
人類社会の「場」が読めないと会社も個人も場違いなことをすることになります。
時代の空気を読むために「予見力」が必要です。
東洋の人たちは「陰陽の法則」で未来を予見していたのです。
「陰陽論」では、時間とは空間の相対的概念として捉えられています。しかも、はるか2500年前に…
いよいよ東洋の時代に突入しましたね。