なんでも観える「陰陽の発想」
東洋思想の根底に陰陽の捉え方があります。
陰と陽だけで万物の動きを観るのだから難しいといえば難しいです。
物事を観る視点を陰陽に変えて練習しているうちに何となくわかるようになります。
例えば
真っ暗な洞穴から出てきた人は、例え薄暗い部屋であっても明るく感じるでしょう。
逆にサンサンと輝く太陽の下から部屋に入ってきた人は、明るい部屋であっても暗く感じるでしょう。
自分の立ってる位置によって明暗が決まるのです。
陰陽はどこからやってきてどこに向かうのかが大切です。
物事の動きを陰に向かってるのか、陽に向かってるのか間違うと真逆になってしまいます。
桜便りが聞かれる季節になりましたね。
日増しに暖かくなり気持ちよくなりました。
『気温は18℃です。』
これからますます気温が上がっていきます。
陰陽でいうと、陰(冬)から陽(夏)に向かっているわけです。
やがて夏をピークに気温は下がり始めます。
「陽極まって陰になる」
陰陽の法則です。
秋になり気温が18℃ぐらいになります。
この18℃は陽から陰に向かっています。
このように同じ18℃でも陰陽で観ると違ってきます。
それでは練習問題です。
「これから日本の経済は良くなるのか悪くなるのか」?
みなさん気づかれましたね。
「いつ」という期間が抜けています。
3年先か10年先なのかによって質問の答えが違っています。
そうです陰陽にサイクルがあります。
先ほどの春夏秋冬は一年サイクルですね。
どこからやってきてどこに向かうのかのサイクルを知る必要があります。
このサイクルのことを「周期」と呼んでいますね。
陰陽で解釈する場合に全ての現象の周期を知っておくと便利です。