「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」
世の中には「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の二つの階層の人がいます。
「仕掛ける側」の人は決して「仕掛けられる側」の人に仕掛けの秘密を話すことはありません。
仕掛けがわかれば仕掛けることができないためです。
具体的に言えば、政治家と国民、経営者と社員、生産者と消費者は、「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の組み合わせです。
誤解のないように「仕掛ける側」は賢く「仕掛けられる側」は愚かという意味ではありません。
どの組織も二重階層になってるということを言いたいわけです。
「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の思考方法は全く違います。
国民がいくら頑張っても政治家にはなれません。
社員がいくら頑張っても経営者になれないものです。
もし、なれたとしたら「仕掛ける側」の思考方法を身につけた人です。
さて、何が言いたいかといえば、「仕掛ける側」の思考方法を学ぶことなく「仕掛けられる側」から脱出できないということです。
世の中はすべて「仕掛ける側」によって動いています。
世の中の仕組みを知るためには「仕掛ける側」の思考方法を学ぶ必要があります。
ビジネスで儲けるためには「儲かる仕掛けつくり」が必要です。
そのために、「仕掛ける側」の思考方法を学ぶというわけですね。
「儲ける」のではなく「儲かる」思考法です。
世の中のあらゆる場面で「どういう仕掛けがあるのだろう」と考える訓練をすることです。
そういう問題意識をもっているとなんとなく見えてくるものです。