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驚異の働きをする「右脳」

驚異の働きをする「右脳」
人間の脳は未だ解明されていない未知の分野です。
それでも近頃は、脳科学の発達によって、脳の働きがだいぶ分ってきました。
人間の脳には左右両半球があり、それぞれ働きが違っていることは分かっていますね。
今までは左脳こそ、人間が人間として誇れる唯一の知的活動の証であるとして、大切に扱われてきました。
それに比べて、右脳は何だか働きが解らず、無能扱いされていたわけです。
しかし今では、この右脳の働きこそ、無能どころか、人間の美的感覚や芸術的センスとも関係があり、文明を発展させてきた、発見、発明の源であることが分かりました。
この両脳をフル回転させてこそ、人間が人間たる所以なのです。
ところが、社会は左脳優先型なので、学校も会社も総て、左脳教育を中心に教育し、人間の感性や直感力、想像力をあまり重要視しませんでした。
時々、最高学府を卒業した人が反社会的な行動を起こすのは、右脳の情操教育がなされていないためです。
想像力や直感力、感性豊かな右脳型人間は、どちらかといえば、会社でも日陰の存在でした。
芸術家、作家、コピーライター、プランナーなど創造的分野の人は、どちらかといえば右脳型人間です。
ところが一般人は、「あいつは少し変っている」といった評価しか、もらえなかったようです。
しかし、これからは面白い時代です。逆に右脳を鍛えないと、時代についていけなくなります。
それほど、発想の転換を必要とする時代なのです。
右脳は一瞬の間に本質を見抜いてしまう力があります。
コンピューターに例えると右脳の情報処理は桁違いの速さです。
スーパーコンピューターでも40分もかかる情報処理を人間の右脳は1秒で処理します。
古代わが国では神道や密教の行法として右脳開発の訓練法が数多く編み出されてきました。
右脳は訓練することで鍛えることができます。
東洋に時代に入った今、古代の知恵をもう一度甦らせたいものです。

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