人生設計図の作り方
今から人生計画を立てましょう。何事も準備が大切です。
自分の人生に新しいスタートが切れるように。
人生設計とは、生まれてから死ぬまでの時間と空間をどのように使うか(デザインするか)と言うことですね。
具体的には、何時やるか(時間)、何をやるか(空間)ということです。
時間を管理するのがスケジュールで、空間を管理するのがタスクです。
時間認識は左脳で、空間認識は右脳でやっています。
あなたはどちらを優先しているでしょうか?
まず右脳で全体像を掴んで、後は目的地までの手順を左脳で考えます。
「夢」は右脳の言葉で、「目標」は左脳の言葉です。
夢をイメージ(右脳)して、詳細は目標(左脳)に落とし込んでいきます。
だからまず最初にイメージありきです。
最初にタスク管理(空間管理)をしてから、時系列に落とし込んだものがスケジュール(時間管理)です。
反対をやると上手く行かず計画倒れになりやすい。
タスク管理を(空間配置)を中心にしている人のスケジューツ表は空きが多いものです。
時間管理を中心にしている人のタスク管理は反対に空きが多いものです。
これは、経営者、管理職、一般社員という立場の違いにもよります。
また、職業によっても違いが出ます。
上から指示命令がくる一般社員は時間管理が中心になりやすい。
会社のトップや自営業者などは、タスク管理が中心になる傾向にあります。
いずれの立場にしても基本は、空間管理→時間管理の流れの方が、柔軟性があり発想が豊かになります。
行動の予定表のみだと、考える作業が疎かになり、機械的なルーチンワークになってしまいます。
右脳のアンテナでキャッチしたものを左脳のブラウン管で映し出すのが本筋です。
時間が空いてるから、「すること」をつくるのでなく、最初に決めたタスクに沿って、優先順位や全体のバランスを考えながらスケジューリングしていきます。
一見、難しそうだけどすぐに慣れます。
今までの自分のやり方に慣れて何の支障もない人はそのままでも結構です。
タスク管理、スケジュール管理は、人生の管理道具だからとても大切なものです。
タスク管理、スケジュール管理は、本来、未来の時間、空間を管理するものなのでいつも変更が入ってきます。
そこで実際に行動したものだけを記録するスケジュールをつくっておくと、自分の行動パターンが客観的に分かって便利です。
行動における自分の癖を知っておかないといつも同じ失敗をする可能性があります。
ただ、二冊の手帳を持っていると不便なので色分けして分類したら一冊で済みます。
タスク管理は計画書ではない。
「市場調査をする」
「新製品のキャンペーンをする」
「家族旅行をする」
「家を内装する」
「海外旅行に行く」
このように、「やりたいこと」のリストを書き出すだけです。
それを実行するための「計画書」は別に作成しなければなりません。
「計画書」が作成できたら、次は「行動計画書」を作成します。
それをいつ実行するかという「行動計画書」は、大まかに空間的に考えるだけでいいです。
詳細な時間まで決めてしまうと、動きが取れなくなってしまうからです。
長期の目標であればあるほど、状況が変化して行くからです。
どう変化して行くか分からない未来を固定化してしまうと実行不可能になる確率が高くなります。
タスク管理は、あくまで空間管理ということを忘れないでください。
このリストは一年以内、このリストは三年以内、このリストは五年以内までに達成すると大枠で決めておくだけで良いのです。
「行動計画書」は、自分の人生を俯瞰的に眺めるためのものです。
俯瞰的に全体をイメージしておかないとバランスを崩すことになります。
目標が達成されても健康を害したり、人間関係が潰れてしまっては本末転倒ですね。
「行動計画書」が出来上がったら、時間の流れの中でタイミングをみて時系列に落とし込み、それらを随時実行に移して行く。
スケジュール表に書き込むときは、もやは予定ではなく決定事項です。
ここから初めて「時間管理」作業に入る。
決定事項とはいえ一ヶ月ぐらいの時間の余裕を持ちながら、状況に応じて臨機応変に変更してもかまいません。
これからの時代は、何でも決めつけものごとを完全にしないと気がすまない完全主義者はうまくいかなくなります。
こうして未来を眺めながら現実を処理して行きます。
優先順位は状況の中で自然に決まってくるので心配いりません。
最初に優先順位を固定してしまうと、何か突発的なことが起こると、全体のバランスが崩れてしまう。
このあたりは、本人の感覚の問題です。
自分の直感に従って行動すればいいでしょう。
「時間」と「空間」のバランスを考えながら、自分の論理思考と感性をうまくコントロールする必要があります。
人生は一枚の絵を仕上げて行く過程と似ています。
全体の構図を決め、それに沿ってスケッチをして、そこから細部の色合いを決めて行く。
そのときの感覚によって、どの箇所に筆を入れて行くかは描きながらしか分からないものです。
それでは、新しい人生設計図を作ってみてください。。