月別アーカイブ: 6月 2016

一つの時代が終わり、新しい時代が始める

一つの時代が終わり、新しい時代が始める

昨日イギリスがEUを離脱しましたね。
株価が下がり一気に円高に移行しました。

今年一月の初めに「どうなる2016年」の新春講演会に
参加された人は記憶に新しいと思います。

2016年はリセットの年になると話したことを思い出して
ください。そしてEUが崩壊し米国も衰退していくことを。

昨日たくさんの人から問い合わせがありました。

現在の時代に生きている人は、この大きな出来事が
一つの時代の終わりであることに気づかないものです。

この出来事は一つの時代の終わりを象徴しています。

歴史は後で振り返った時に鮮明に分かるものです。
何年か後に、あの日が歴史の転換期であったと気づく
ことになります。

私は国際情勢の専門家でも、ましてや経済の専門家でも
ありません。
そんな門外漢のものがどうして未来が読めるのでしょうか。

意識の研究家ですから「予知能力」ですかと時々聞かれます。

  1. 私の専門分野は「意識場」です。

どんな社会でも人間の意識の動きで成り立っています。
株価や為替の動きも人の意識の動きです。

意識場の動きと戦いの戦略を読み込めばある程度予測がつきます。
具体的には自然界の「場の法則」と「孫子の兵法」がそのモデルです。

私は予知能力や霊感能力など持ち合わせていません。
東洋思想の知恵から洞察しているだけです。

未来を予測できなければ「夢を叶える」ことができません。

イギリスのEU離脱とは、第二次世界大戦後の社会システムが終焉して、
新しい時代に突入した記念すべき日です。

これから10年から15年先には日本が世界の桧舞台に出て行くこと
になるでしょう。

古い時代の日本もまた終焉に向かっています。
期せずして政界は日本の未来を決める参議院選挙の戦いの真っ最中です。

意識すればするほど上手くいかなくなる

意識すればするほど上手くいかなくなる

意識には限界あります。

何かを解決しようとして考えれば考えるほど解決案が浮かんできません。

ひとの名前や物の名前を思い出そうとすればするほど名前が出てこない経験は
誰でもありますね。

それと同じ状況が意識の中で起こっているのです。

問題とは自分で解決できない事柄です。

意識で解決できないことを意識で解決しようと考えている、
なにか矛盾を感じませんか。

意識をするればするほど思考のわくが狭くなっていきます。

過去の体験や知識が邪魔をするからです。

人は何を意識しているのでしょうか。
解決できない問題を意識しているのです。

お金の悩み、人間関係の悩み、健康の悩み、仕事の悩みなどたくさんの
問題を抱えています。

お金を稼ごうと焦れば焦るほどお金は逃げていきます。

人との関係を上手くやろうとすればするほど人間関係が悪化していきます。
健康のことばかりにこだわっていると病気になります。

今までこんなことを言われたことがありませんか。

「問題意識を持て」「意識してやれ」などと。

なんか矛盾しているようですね。

これは別に間違っているわけではありません。
意味の解釈が違っているのです。

問題を問題として気づけ、他のことを考えないで集中しなさいという意味です。

「そうすれば解決できる」とはいっていません。

ひつこいようですが、もうひとつ例をあげておきます。

意識しながら呼吸をして見てください。

なんだか息苦しくなりましたね。
自然にやってる呼吸さえも意識をするとぎこちなくなります。
意識して呼吸するのは違和感があり長くできません。

どんなことでも意識的にやることは長くは続きません。
意識でやることには相当な努力が要ります。
それでもできません。三日坊主になるゆえんですね。

呼吸は意識しなければもとの自然呼吸にもどります。
なにも考えずにやると案外長く続くものです。

無くし物をしたとき、ひとの名前を忘れたときなど、思い出そうと意識しなければ、
ふと思い出したりします。

ここまで書けばもうお分かりですね。

問題を解決するには、問題から放れて意識しないことです。

意識をしなければどうなるのか。

意識をしなければ自動的に無意識という意識にスイッチが入ります。

意識は有限ですが、無意識は無限です。

結局「なにも考えるな」ということになります。
別の言葉では「あるがまま」ということになります。

「あるがまま」とは、自然と一体になることです。

このなにも考えない真髄が「東洋の知恵」なのです。

なにも考えないことは、ほんとうは難しいことです。
しかし、訓練によってそれは可能になります。

なにも考えない訓練とは、それが「瞑想」なのです。

私が若い頃、熊野で言霊の修行をやっていました。

最初に教えられたことは「なにも考えるな」という
訓練でした。

「なにも考えない」ということを考えていたのです。
そこから抜け出すのに、ずいぶんと時間がかかりました。

蛇足ですが、私はほぼ日でメルマガを書いていますが、今日はどんな
テーマで書こうかと考え始めたらもう書けなくなります。

ただただ浮かんでくるのをじっと待っているだけです。

過ぎたことは二度と戻らない「それが人生だ」

人はとぎどき過去を振り返る、しかし、過ぎたことは
二度と戻らないものです。

この瞬間でさえ過ぎ去っていく・・・

良いことも悪いことも、そこには現実はなく人生の断片が
頭の中の記憶として宿っているにすぎません。

「人生は今しかない」

そんなことは言われなくてもわかっているのに、心は過去に行ったり
未来に行ったりして喜んだり悲しんだりするものです。

でも、過去も未来も消えてしまい「今だけ」というのも悲しい氣が
します。

それでも「人生は今しかない」と思わない限り人生は幻の中に
生きていくことになります。

人生を変えていけるのは「今というこの瞬間の中にしかない」

過ぎたことは二度と戻らない「それが人生だ」と。