「 ありがとう」はツキを呼び込む魔法の言葉
昨日の早朝、東京のある女性から興奮気味で電話がかかってきました。
”「 ありがとう」はツキを呼び込む魔法の言葉”
彼女が今朝起きがけに引いた一枚の「魔法のカード」のメッセージです。
それから一目散に銀座のAppleStoreで開催しているパソコン教室に向かった。
店内についた彼女は息を切りながら階段を登り切り、会場に駆け込んだ。
その帰り際に化粧室に立ち寄った時のできごとです。
スラリとして真紅のコートに身を固めたオシャレな老婦人が手洗いの席を譲ってくれた。
とっさに今朝のメッセージを思い出し、心を込めて
「ありがとうございます」と元気良くお礼を返したそうです。
そしたら老婦人はチョコレートのバームクーヘンを取り出し
「こんなに食べ切れないのでお一つどうぞ」と差し出したので、さらに一段と声を大きく「ありがとうございます」と返答したそうです。
ここまでは何の変哲もない話ですが、彼女の話は続いた…。
共に化粧室を出て3階から1階までのエレベータで2分足らずの間にその老婦人から人生の極意を授かったというのだ。
「私は85歳になるのよ、あなたはお若いわね」
(どうみても75歳ぐらいにしか見えなかったそうです)
老婦人は何かを諭すように眈々と彼女に語り始めた。
「人生は短い、やりたいことは諦めないで最後までやり遂げるのよ」
85歳でパソコン教室に来るぐらいだから活動的な方なんだと、内心思いながら相づちをうち話を聴いていた。
やがて老婦人の奇想天外な人生を聞かされ、その迫力に吸い込まれそうになったと彼女は電話口の向こうで興奮気味に話してくれました。
別れ際にさらりと言ってのけた老婦人の一言が気になったと彼女は私に話した。
その一言とは
「人生は偶然のドラマなの」
「ほら、今日もあなたと偶然に会ったわね」
「ふっふっふ」と意味ありげに笑みを浮かべながら雑踏に消え去った。
「人生は偶然のドラマなの」最後の言葉が妙に脳裏に刻まれてしまったと述懐していました。
たった数分の間に見知らない人から人生の極意を聴かされるなんて、何という偶然だろうかと感動したそうです。
そんな話を興奮しながら電話してくる彼女もまた「偶然のドラマ」の塊のような人です。
その感動の余韻が私に伝わりメルマガの題材になったというわけです。
もちろん、老婦人は自分のひとことがメルマガになっているとは知るよしもない。
私はある「魔法のカード」を思い出した。
『人に感動を与えたらツイてきた』という言葉を。
赤いコートで身を固めさっそうと銀座の街に消えていった老婦人の85歳の人生が見えるような気がしました。