「自然に生きていこう」というけれど
どんな生き方が自然なのでしょうか。
それは「あるがまま」で生きることです。
「あるがまま」って?
疑問はつのるばかりです。
「流れに任せる」という言い方もあります。
それは一見主体性のない生き方のように見えるかも知れません。
川は高きから低きに流れていくのは自然の姿です。
どんな流されかたをしても、同じ方向に流れているのだけは確かです。
「流れに任せる」生き方をしていると、周りの景色が見えてきます。
どの方向に流されているのかも知ることもできます。
「流れに任せる」生き方は、主体性がなければできないことです。
一度、川の流れに乗ってしまうと余計なことは考えなくて済むように
なります。
自分の天命や使命が見えてきて、大きな大自然の懐に入ったような安堵感が感じられるのではないでしょうか。
「雨が降れば傘をさす」これが自然というものです。
何事も天に任せるという心境でしょうか。
老子のタオイズムのような心境にはほど遠いですが、少しは楽になるかも
しれません。
しかし私たちは「これでよかったのか」「ああ、すればよかった」などど煩悩の中を彷徨っています。
自然に生きるのは余程主体性がないとできないようにも思えます。