人生は日々の選択か、それとも偶然か
小さなことから、大きなことまで毎日が選択の連続です。
「右に行くか左に行くか」
その選択が未来を形作っていきます。
どちらの選択がよかったのかを知る由もありません。
右に行けば右の人生があるし、左へ行けば左の人生があるだけだ。
しかし一方では選択の余地のない「偶然」という魔物に出会ってしまう。
魔物という表現は、自分でコントロールできない妖怪のような存在だからです。
何気ないちょっとした「偶然」が人生を大きく変えていくことがあります。
自分の意思に関係なく人生が大きく変わっていくことを、私たちは
「運命」という表現をしています。
私は常々、偶然が人生を支配していると考える変わり者です。
変わり者というのは、そんな考え方をする人はあまりいないからです。
そこで
運命は決まっているのか?
それとも運命は選択によって拓けるのか?
正しい選択をしたにもかかわらず、運命が暗転することもあります。
旅行に出かけて楽しい思い出一杯で帰ってくる人もいれば、旅先で事故に
遭う人もいる。
私が魔物で妖怪だと言った意味は、運命は正体を見せないからです。
「運命」という言葉の中には神秘的な響きがあります。
自分の意志ではどうにもならない、何か別の存在が作用しているように
思うこともあります。
「運を天に任せる」というのもそんな心情の表れですね。
誰でも運命が決まっているなど考えたくもないですね。
私の長年の研究では人の運命は「潜在意識」という無意識が絡んでいるように思えます。
日頃、自分が思っていることが現実になるケースを多く見聞しています。
人の無意識の中にプログラムされたとおりに人は考え行動しています。
そのプログラムに沿って物事を選択し、しかも予期しない偶然までも引き寄せているのです。
「良いことを思えば、良いことが起こり、悪いことを思うと悪いことが起こる」
運命とは選択でもなく偶然でもない、日頃の思いに関係しています。
人の「潜在意識」が運命を方向付けているのです。
その「潜在意識」は意識の方向性(目標)によって働いています。
運命を好転させるにはやはり人生に夢や目標が必要なのです。