「あなたの今までの人生はどうでしたか?」と尋ねられると
私の人生は辛かった、幸せだった、苦しいが楽しかったと、それぞれの
体験を語り始めるでしょう。
しかし、もしその人の人生を復元できると仮定し、第三者がその
人生ドラマを観ることができたらどんな感想になるのでしょうか。
おそらく全く違った感想になるに違いありません。
なぜなら、人生の物語はその人の視点で語られるからです。
視点が変われば人生物語も変わってしまいます。
どんな人生にも、幸せは満ち溢れています。視点を変えさえすれば・・・
視点とはなんでしょうか。
その人の知識、価値観、自然観、思想、宗教、心情、生きている環境や時代
などの諸々の要因が集まったものです。
同じ体験をしても見えてるものが違うのです。
どんな視点が良いのか悪いのかということではありません。
生きている環境や時代が同じでも、人はみんな違うという事実です。
違いがあるからこそ、それぞれの人生物語が出来上がるのです。
それは個性というより、ものの見方考え方の違いです。
自分の人生を幸せに思えるかどうかは、この視点にかかっています。
裏を返せば、どんな人生であろうとも視点を変えれば幸せになれるという
ことを示唆しています。
「自分の人生は幸せなのだろうか」と、この問いかけこそが視点を変える
スタートにしたいものです。