時間のフラクタル
フランスの数学者ブノワ・マンデルブロ (Benoît Mandelbrot) は、部分と全体が自己相似になっているという「フラクタル幾何学」の概念を提唱しました。
神道では「部分」は「全体」であり、「全体」は「部分」であるという概念がすでに存在していた。
だから「一神は多神、他神は一神」として崇められています。
八百万の神々は一神でもあるといえます。
西洋の一神教とは、全く違う概念です。
人間(小宇宙)そのものも神として崇められていました。
マクロ世界からミクロ世界まで、自然界はフラクタル構造をもっているようです。
化石は何千年、何万年前の「時間」の情報をもっています。
そういう意味では「時間」は情報ともいえます。
また旅行などで撮影したビデオもDVDの中に、時間という情報を折りたたんでいることになります。
生物学では「個 体発生は系統的進化をくり返す」といわれています。
生物進化38億年の進化の過程を、人間の赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で10月10日(約280日)で再現しています。
このように「時間は情報である」と言ってもいいのではないでしょうか。
我が国では、昔からものごとの現象には必ず「鋳型」(フラクタル)がると考えられていました。
そこから「数霊」や「言霊」が生まれ、それを「鋳型」として使っていました。
周易などの64卦は、森羅万象の「鋳型」として発明された。
前述の母親の胎内も生物進化の「鋳型」として解釈できそうです。
物事の現象は、パターンで繰り返されていると言えますね。
未来はどうなるのか?
過去の鋳型(フラクタル)を見つけ出して
未来に置き換えると面白いかもしれませんね。
私自身はフラクタルをヒントに未来を読み解いています。