あなたの人生は「場」の影響を受けている

あなたの人生は「場」の影響を受けている

「場」とは見えない概念です。

でも、私たちは日頃何気なくこの言葉を使っていますね。

「この場をお借りして一言申し上げます」などと。

なんとなく感覚的に「場」というものを感じているからです。

しかし、「『場』とはなんですか?」と改めて聞かれたら
答えられないですね。

「雰囲気」とか「空気のような」というように曖昧です。

あらゆるところに「場」は働いています。

宇宙そのものが「場」です。

と言われても、ますますわからなくなりませんか。

家庭の場、会社の場、国の場、人類の場、時代の場、生命の場、地球の場、
というように、「場」には階層と種類があります。

それでは「場」とは何なのか?

まず「場」は自然発生的に出来上がるものです。
一つのエネルギーのようなものです。

ツキのようなものです。
物事についてるついてないのツキのことです。

ツキがあるのはわかりますが、ツキの正体はと聞かれると説明できませんね。

「場」も同じです。

その「場」のエネルギーも、時間的、空間的、心理的、物理的にとって
刻々と変化します。

イメージ的には水が個体になったり、液体になったり、気体になったり
するようなものです。

「場」とは何かという定義は難しいですが、「場」はどうして生成されるのか
というと少し説明は可能です。

「場」には4つの作用があります。

1ゆらぎ

すべての現象は変化し続けています。諸行無常の教えです。

2共鳴

すべての現象はお互いに影響しあって独立して存在しているものはありません。
諸法無我の教えです。

3自己組織化

すべての現象は自然に秩序化していきます。ミクロに見たときはエントロピー増大
に向かっているように見えますが、宇宙のスケールで眺めると宇宙も秩序化して
生成進化しています。

4免疫作用

「場」が崩れないように、他を排斥する力が働いています。
ウィルスに感染すると免疫力が上がり退治するようなものです。

このように「場」はまるで生き物のように生成発展していきます。
「場」は自然現象で何人も逆らうことのできない妖怪です。

「今地球上で何が起こっているのか」

これを「場」という概念で捉えてみると、ある意味でその意味がわかります。
時代の場という妖怪が暴れている姿が見えてきます。

変化の激しい今の時代に「場」を理解しておくことは大いに役立ちます。
なぜなら、あなたの人生そのもが「場」の影響を受けているからです。

機会があれば、この「場」という正体をみなさんと勉強していきましょう。

自分の思い込みは「催眠」と同じです

自分の思い込みは「催眠」と同じです

現実とは何かという問いかけは哲学的な難問です。

通常は自分の思いこんでいる世界が、その人にとっての現実です。
客観的現実などありえないということになります。

自分の思い込み通りに現実が成り立っているので、本人にとっては
なんの矛盾もありません。

他の人の思い込みとぶつかった時に初めて矛盾を感じます。
ところが本人に取ってはあくまで現実なので、相手の間違いを指摘します。

このようにして人はそれぞれの意識空間に生きているのです。

その思い込みを催眠で修正すると現実も変わってきます。
思い込みのない人は誰もいません。

ということは誰でも催眠状態であるということです。

いい思い込みは人生を豊かにしますが、悪い思い込みは人生を潰しかねません。
心に実体がないように催眠にも実体がありません。

だから催眠に対する思い込みも人それぞれです。

怪しげなもの、神秘的、まやかし物、錯覚の世界、逆に心理療法に役立つ、
マーケティングに役立つ、人間理解に役立つなど、好きなように思いこんでいます。

実体のないものに実体を持たせようとするからです。
量子論の科学者さえも、「この宇宙は人間の想像で作り上げた産物である」と
言っています。

あの、お釈迦様もいみじくも言った「色即是空・空即是色」と。

この世はそれぞれの夢の世界なのかもしれませんね。
これ自体私の思い込みの世界です。

この世に真の現実などあるのでしょうか。

意識をした瞬間に催眠にかかる

意識をした瞬間に催眠にかかる

それは意識が潜在意識をブロックしまうからです。

催眠という言葉から何か特殊な世界のように感じれれますが
私たちは日常茶飯事に催眠にかかっています。

人前で話すのが苦手な人がいきなり

「挨拶をお願いします」と言われた瞬間に頭が真っ白になります。
これが催眠状態です。

自分がものすごく欲しかったものを「プレゼントしてあげる」と
言われた瞬間、心が宙に舞い上がりますね。
これも催眠状態です。

いきなり震度5ぐらいの地震が起こったらパニックが起こります。

催眠とは、変性意識状態の時に陥った時に起こる心の状態です。

このように考えると催眠はいつでもどこでも、そして誰にでも起こる
現象です。

意識をすればするほど催眠が強化されます。
私たちは何かを意識しながら生きています。

特に悩み事やちょっとした心配事などがそうです。

人の悩みは大きく分けると3つです。

人間関係の悩み、お金の悩み、健康の悩み、この3つです。

人を意識すればするほど人間関係がぎこちなくなります。
お金を意識すればするほどお金が逃げていきます。
健康を意識すればするほど病気になります。

なぜなら意識をすれば催眠状態になり心が狭くなるからです。
何を意識しているのか、それは自分に欠けてるものを意識しているのです。
欠けてるものを意識している間は、そこから抜け出すことができません。

話そうと思えば思うほど話せなくなるのと同じですね。

抜け出すには意識しないことです(これは難しいですね)

別の方法は「すべては自分の思い込みだ」と意識を修正します。
「本当は話せるのに話せないと思ってるだけだ」と思うのです。

呪文のように唱えていると、前ほど話せないことに意識が向かなくなります。
意識で自己催眠をかけてるのだから、意識で催眠を解いてやるのです。

人は自分の思い通りになってるということですね。