「本気でやれ」
「もっと気を入れろ」
「真剣さが足りない」
今までどれだけこの言葉を投げつけられたことでしょうか。
そもそも「本気」って何でしょう。
本気以外は偽物の気でしょうか。
別の言葉でいえば「命がけでやれ」という意味でしょうね。
しかし、何事にも命がけでやっていれば、疲れてしまって返って命を縮めてしまうのでは。
ということで、本気を出したり持続することは難しいことです。
ましてや人に言われたぐらいで本気になれるはずもありません。
「本気」とは、どういう精神状態でしょうか。
目の前のやるべきことに全身全霊をかけている状態ですね。
それは極度の集中状態です。
「本気」とは意識の集中度だと考えてみると意味合いも違ってきます。
どんな時に人は集中しているのか。
○やるべきことの期限が迫っている時
○命に関わることが起こっている時
○ゲームやドラマなどをやったり見たりしている時
○誰かと真剣に競い合っている時
○何かの崩壊を食い止める時
などなどあげてみれば結構あります。
こうして考えてみると、どうすれば集中できるかの方法を編み出したら
物事に真剣に取り組めるのではないでしょうか。
よく夢中になるという言い方をしますね。
夢中とは夢の中と書くので「潜在意識」と一体になっている状態です。
本気とは潜在意識から湧き出るエネルギー(気)のことです。
「意識の集中」と「呼吸法」と「イメージ」は三位一体です。
この三位一体の状態になるため古来の人は「瞑想」をしたのです。
「本気」とは主客一体となった「瞑想」と同じ状態です。
やはり身体の訓練と同じように精神の訓練もやらねば何事も上手くいきません。