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不可思議な「場」の共鳴現象

不可思議な「場」の共鳴現象

世の中には何となく感じるけれど正体が分からないものが
あります。

日常的に感じる、ついたりつかなかったりする「ツキの正体」
同じことが立て続けに起こる「不思議な出来事」
思ったことが起こる「シンクロニシティ」という現象
初めての体験なのに、前に体験したように感じる「デジャビュー」

私の半生はこんな不思議現象に興味を持ち研究してきました。
そして、行き着いたのが「場」という見えない存在でした。

「場」とは何か?

それを言葉で説明するのはとても難しいことです。
「場」は宇宙を生成した根源の何か、としかいいようが
ありません。

それは、「宇宙はなぜ存在するか」という問いかけのようなものです。
引力の法則は説明できても、なぜ引力が存在してるかは説明できません。
自分という人間はどのように存在しているのか説明できても
なぜ存在しているのかは説明できません。

もともと仏教では「諸法無我」の教えがあり、自分すら存在してい
ない「空」の概念を説いています。

この「諸法」というのは、宇宙が存在している「場」のこと
をいっています。
「場」があるから宇宙が存在しているという難解な問答です。

私たちの住んでいる宇宙の外にもう一つの宇宙があるという意味ではありません。

「場」を説明する言葉はありません。

「場」がある(存在している)という表現はほんとうは間違っています。
「場」は「無」でも「有」でもありません。

ただ「場」によって創造された「宇宙の法則」は、科学者が
解明してきました。

「場」の正体は不可思議な世界で科学が発達したからと言って
解明できるものでもありません。

しかし、「場」がどのような現象を生起するのかは、有る程度
解明されています。

「ツキ」「シンクロニシティ」「連続の出来事」「デジャビュ」
として、私たちは感じることができるわけです。

物理法則として「引力の法則」を知らなくても、上から
物が落ちることを体験しています。

私たちにできることは、「ツキ」「シンクロニシティ」「連続の出来事」「デジャビュ」を自分の人生に取り込み応用することです。

ただ、「場」は人間の意識と絡み合ってることだけは確かです。

「場」で動く人生を「運命」と呼んでいるのです。
2500年も前に仏教では「阿頼耶識」という意識の根源を発見しました。

フロイトが「潜在意識」の存在を発見したのは、たかだか
130年ほど前の話です。

偉大なる東洋の知恵ではありませんか。
そして時代は東洋へとパラダイムシフトしつつあります。

これからは「場」で動く奇妙な時代です。

とりわけ日本は「場」の文化で形作られています。
日本が世界で羽ばたく時代もそう遠くありません。

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