夢をかなえるのに年齢は関係ない
「気がつけばもう50代、若い時にいろいろなことをやっておけばよかった」
と悔やんでいた人がいました。
「いろいろってなんですか」と、訊ねると
返事に困ったように「何でもいいからたくさんやりたかった」
とても曖昧な返事なので、彼の言葉を心の中で翻訳してみました。
「もっと充実した人生を歩みたかった」と、彼は言いたかったのです。
そこで私は「過去は過去、今からでもできるのでは…」と、
「もう遅いですよ、何しろ50の半ばだから」と、肩を落として私に訴えました。
きっと彼は40代の頃も同じことを言っていたに違いありません。
「もう30歳になった、もう40歳になった、もう50歳半ばになってしまった」
彼が還暦を迎える頃、せめて、10年若ければといっているに違いありません。
夢をかなえるのに年齢など関係ありません。
いくつになっても命のある限り、やろうと思えば何でもできます。
もちろん、若い人よりは体力も気力も衰えているかもしれません。
しかし、手段方法を工夫すればできることがたくさんあります。
年齢に応じてやればいいことです。
前述の彼にひとつだけやりたかったことを聞いて見ました。
「実は世界一周旅行がしたかった」と、いったのです。
みなさんは気づかれたことでしょう。
彼は50歳半ばで自分の人生を捨ててしまっていることを…。