スキルの習得には時間がかかる
「知ってることと」と「できること」は違います。
機会があるたびにこの話は繰り返しています。
「知ってる人は多いが、出来る人は少ない」
知っていてもできなければ使い物にはならない。
本来「できるようになる」ために「知る」のです。
さて、ここで自問自答してみてください。
なんでもいいですから、知ってることが「できる」かと。
できるためのスキルを身につけるには時間がかかります。
だから知ってるだけでやらなくなるのです。
変な話ですが「出来る人」より詳しく「知ってる人」が
いるものです。
私も自分の専門分野でそんな人に出会うことがあります。
びっくりすほど膨大な知識で圧倒されます。
でも、その人は「できない」のです。
私はその人に大感謝です。
なぜなら知らないことを教えてくれるからです。
そして、私が喜ぶものですから、さらに勉強して教えてくれます。
そこで気づきました。
たくさんの知識があること自体それも「スキル」なんだと。
そういえば心理学の大家でちょっとしたことで怒り出す人がいます。
心理学の大家がどうして自分をコントロールできないのか不思議でした。
そうして世の中を眺めてみると、経営学の教授が事業家になれないし、
名監督が名選手になれないのと同じですね。
世の中役割分担でなりたっています。
ただ知識も「スキル」まで極めなければ役に立ちません。
世の中で各分野の評論家といわれる人の大半は「できない」人が多いのも
納得できます。
それでも「知ってること」を「できる」ようになればもっといいですね。
知識の専門家でない限りやはり「知ってること」が「できる」ように
ならなければ役に立ちません。
スキルの習得には時間がかかるということです。