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文明は文化に相応しくないと滅びる

文明は文化に相応しくないと滅びる

中国は近年経済大国として国際社会に君臨するようになりました。

中国は経済力を政治力に変えながら世界に影響力を持ち始めています。

中国経済が成長し続けるほど、国際政治における中国の影響力も拡大し続けています。

次の時代の覇権国は中国になるだろうと予測さえされています。

果たして現在の中国は文明と文化のバランスが取れているのでしょうか。

文明とは「人々が生み出した技術的、物質的な資産」であると辞書には書かれています。

それでは文化とは何か。

「人々が生み出した精神的な資産」であると書かれています。

この文明と文化がうまく調和されていないと真の覇権国として存続するのは難しいと思われます。

現代社会の基盤はすべて欧米文明の産物です。
もちろん我が国も明治以降欧米文明をいちはやく取り入れて列強の仲間入りを可能にしました。

第一次大戦の前までは「イスラム文明」は欧米をはるかに超えた物質的資産をもっていました。

中国もまた世界に先駆けて高度な物質的資産を構築していたのです。

欧米文明一色のグローバリズムは、それぞれの国の文化を浸食行きました。

ものの豊かさが心の豊かさという価値観が定着して世界の末端まで浸透していきました。

一方、文化はそれぞれの国が長い歴史の中で熟成してきたものです。

日本の伝統的な文化もその影響を受けて社会から消えていきました。

文明は「もの」、文化は「心」と単純に考えてみましょう。

21世紀は「もの」から「心」の時代といわれています。

本来、文化の上に文明が花咲くのが理想です。

インターネットの通信網が世界中に張り巡らされた現代社会において文明の格差はなくなりつつあります。

後はそれぞれの国の文化をお互いに認め合い、共存共栄が可能かどうかの模索の時代に入りつつあります。

帝国主義的な発想はもやは歴史の遺物となるに違い有りません。

米国の歴史的な役割も幕が閉じようとしています。

世界は多極化に向かって行くことでしょう。

その楽屋裏での権力闘争が落ち着くまで、あと20年ほど待たなければなりません。

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