武道家の一言「リズムに乗れ」
リズムというのはやけに面白いものです。
いや、不思議な存在です。
リズムに乗ると勝手に体も心も動いてしまう。
ところでリズムとは何でしょうか。
自然界を眺めるとすべてリズムで動いているのが分かります。
私たちの生活も朝に目覚めて夜になると眠りにつきます。
人生はその繰り返しにすぎない。
人間(すべての生き物)は生まれて死に生まれて死に何万年前から変わることはありませんね。
小さな繰り返しは呼吸です。
吐いて吸っての繰り返しで生命を維持しています。
当たり前といえば当たり前のことです。
この当たり前をじっくり観察すると意外な発見があります。
昨日は武道家・日野晃先生をお招きしての講演会でした。
途中演武を披露してくださいました。
大の男が一瞬の動きで倒れてしまう。
その見事な技に会場は一瞬息を飲み込んだ。
日野先生曰く
「相手の身体のリズムに乗っただけだ」
「秘伝というものは当たり前の中にある」
達人のその一言を理解できた人がどれほどいたでしょうか。
私は武道家でないので、そんなスゴ技は使えませんが
一言の意味することは理解できたように思います。
そういえば成功者は、当たり前のことを当たり前にやった人だと言われています。
その当たり前とは何か!
それはリズムに乗ることではないでしょうか。
リズムを捉えるのは感覚です。
考えて分かるものでもありません。
何度も練習して自分で会得するしか有りません。
知ることとできることはまったく違う世界です。