遅刻常習者の心の中
今日はよく遅刻する人の話です。
あなたのまわりにいつも遅刻する人がいませんか。
その人は何度注意をしても直りませんね。
社会人になって時間の守れない人は信用されません。
本人は自覚しているのですが、それでも直らないのです。
何が問題なのでしょうか。
心理学者は遅刻常習の一つの有力な説明は一見単純だと説明しています。
つまり、遅刻常習者はある課題(タスク)にかかる時間を過小評価する、
ということらしいです。
これは計画錯誤(プラニング・ファラシー)と呼ばれ、あまり知られていない概念で、課題の完遂を慢性的に過小評価する強い傾向を指す人に多いと説明しています。
人との約束時間を遅れるだけでなく、あらゆるタスクも遅れ周囲をイライラ
させてしまいます。
そして計画錯誤を変えるのは最も難しい行動パターンの一つだという。
困ったことに遅刻で信用を失っても直らない心理障害だといっています。
軽度の強迫症や認知障害の症状である可能性があるともいっています。
そこで心理学者はその治癒の方法もちゃんと説明してくれています。
まずタスクを大まかでなく30分単位ぐらいに細かく分けて
できるかぎり計画錯誤が起こらないようにすれば修正されると
いっています。
性格的に細かい人は時間を守り、のんびりやが遅刻をするという
研究結果がでているそうです。
ここで取り扱っているのは遅刻常習者ということで、誰でも遅刻を
経験していない人はいません。
諸事情でたまに遅刻するのは問題ありません。
常に遅刻をする人を対象にした研究報告です。
最後に計画錯誤でもないのに遅れる人は、タスクにモチベーションが
なくやる気のない人だそうです。
これはこれで問題ですね。