アサイド

場のマネジメント

時代の移り変わりは速いですね。

人の価値観やライフスタイルも新しい時代に向かってどんどん変化しています。

逆に言えばそれだけチャンスに恵まれた時代です。

そのチャンスを捉えるには人より早く準備することです。

古代の知恵の中にそのヒントが隠されています。

特に日本は「場」の文化が熟成されています。

これからの社会は「場」で動く社会です。

陰陽師、忍者、孫子、みんな場の達人です。

ビジネスでは華僑商法です。

彼らの共通点は姿を見せない陰の主です。

「場」とは何かをしっかり学んでおく必要があります。

「場」を研究しているとまさに「孫子の兵法」そのものです。

孫子は「場を操作した」達人だったと思われます。

我が国では「場を操作した」専門家、それは「陰陽師」という軍団でした。

その発想や技術は現代において、「『場』を動かす新時代のリーダー」として活用できるのはいうまでもありません。

「場」はまるで生き物のように動きます。

「場」とは何かを一口で語ることは難しいですが現代社会は場で動いているのは確かです。

「場」、それは目に見えない妖怪のような存在です。

「場」にも階層があります。

宇宙の「場」、人類社会の「場」、国家の「場」、会社の「場」、地域社会の「場」、家

庭の「場」が混沌と融合してそれが「意識場」のエネルギーとなり渦巻いています。

今はそんな時代です。

古来日本では「場」の中心を「主」と呼びました。

「主」は人間だけではありません。

井戸の回りに集まる「井戸端会議」の「主」は井戸です。

なんの指示命令もなく井戸の周りに人々が自然に集まってきます。

企業に例えればいまや押しも押されぬAppleが「場のマネジメント」を見事に展開しています。

平たく言えばAppleはただ「場」を提供しているだけです。

その「場」に人々が群がっているのです。

社会のネットワーク化が進めば進むほど、あらゆる組織の階層はフラット化して「場」で

動くようになります。

社会システムは、人工的(機械的)な組織から有機システム(生物系)に移行して行きつつあります。

情報化社会とは「場で動く社会」です。

組織(国、会社、地域、家庭)とは、人間の集合体です。

別の言い方をすれば、意識の集合体です。

意識は「コミュニケーション」で成り立っています。お互いの意識は共振、共鳴しながら、たえず変化しています。

その場所(物理的な場所と心理的な場所)を「意識場」と私は呼んでいます。

人間の生体を組織に例えると、神経系の情報交換で成り立っていますね。

同じように「意識場」の情報交換は「コミュニケーション」です。

この「コミュニケーション」のあり方が、組織を活性化したり不活性にしたりします。

生体の情報を統合しているのが「脳」です。

同じように組織には必ずリーダが存在します。

今までの機械的(縦型組織)な組織から、生物的(横型組織)に移行したときのリーダシ

ップの取り方は全く違ってきます。

その研究のモデルは生物系です。

これからの組織は生物(有機システム)のような神経系(情報系)のダイナミックな動き

の中でたえず変化に対応できるように進化していくでしょう。

そのときの、リーダとはどんな存在で何をしているのか?

それは従来のような個人個人の人間を管理したり、モチベーションを上げたりするようなものではありません。

組織全体の「関係性」の動きを洞察して、「場」の動きを調整する役割に徹しなければなりません。

従来のように、指示命令によって人を動かすリーダシップでは決してありません。

とても高度な手法が必要です。

誤解を恐れず表現するならば、これからのリーダは「何もしないリーダシップ」です。

だから端から見れば、リーダは一見、何もしていないように見えます。

何もしなくても組織を活性化している隠れた「主」です。

その人がいなくなれば瞬間に組織は崩壊するという存在です。

いわゆる「場」をコントロールする「専門家」、それが未来のリーダです。

本コースは個人を対象としています。

ネットワークで結ばれた社会は、あなたが飛躍できるまたとないチャンスの時代だからです。

ミニ起業を目指すならなおさらマスターしておきたいところです。

コメントは停止中です。