井戸端会議が最高の「場」となる
大なり小なり会議のない会社はありませんね。
いや会社だけではありません。
なんらかの目的を持つ人の集まりには会議は重要な位置付です。
全員のコンセンサスと方向性を決める「場」だからです。
ところであなたは会議が好きですか?
会議と聞くと緊張して気が重くなりませんか。
会議が好きな人は少ないようです。
会議がうまくいくかどうかはリーダー(議長)次第ですね。
会議の進め方は難しいものです。
「上手な会議の進め方」などの本があるぐらいですから、
会議の進行はその場の雰囲気に影響を受けます。
本題から逸れたり、発言者に偏りがあったり、少数意見が無視されたり
長時間の割には議論が進まず生産性のない無駄な会議が多いものです。
最後に賛否をとって決定されます。
賛否もその場の雰囲気に流され、反対者も賛成に回ったりします。
みんながこんな状態ではいい意見やアイデアも出てきません。
「井戸端会議でないのだからしっかり議論をするように」と
いわれますね。
なにか「井戸端会議」が悪いような風潮です。
「井戸端会議」ほど理想的な会議はありません。
参加者が自由な発言ができるのは「井戸端会議」です。
誰かが仕切ってるわけでもなく、自然に会話が進みます。
「井戸端会議」の主は井戸です。
物言わぬ井戸が暗黙の調和を作り出しているのです。
会議において誰かが大きな声で仕切れば仕切るほど会議に
なりません。それは単なる報告会です。
会議のリーダーは「任せて任せず」という微妙な舵取りが
必要です。
そのモデルが「井戸端会議」の中にあるということです。