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静と動のバランス

静と動のバランス
静と動は正反対の動きです。
しかし、静と動は常に一体で動いています。
「瞑想」を深めると宇宙の根元のエネルギーにつながります。

そこは時間も空間もない無の世界です。
そこでは完全にエゴから解放された「無我」の境地です。

そのエネルギーは自分の心と体に溶け込み、無限の可能性が開かれた世界となります。
やがて静かに覚醒に戻り、そのエネルギーを思いの世界と融合させます。
エネルギーの場と、現実の場を融合させるいうことです。
静なるエネルギーを取り込み(求心性)意識の動の世界で拡散(遠心性)させるのです。
求心力に応じて遠心力が働きます。
与えることは得ることにつながります。
ちょうどジャンプをするときに、思いきり縮まって飛び上がるようなものです。
この縮まるという行為がなければ飛び上がれません。
意識の動の世界で飛躍するには、深い静なる世界に入らなければ、その広がりは微々たるものです。
昔からいわれている言葉に
「瞑想なくして成功した人は誰一人いない」と。
ただ、深い瞑想に入り無我の境地に至るのは至難の技です。
そこで私は「瞑想のまねごと」でいいと思います。

「瞑想まねごと」でも回数を重ねれば深くなっていくものです。
脳に深まるための回路ができあがれば短時間でも効力を発揮します。
もうひとつの方法は自然の中に身をおくことです。

それだけでも浅い瞑想状態になれます。
さわやかな風の感触、小鳥のさえずりや小川のせせらぎの音に耳を傾け、

樹木の香りを味わっているうちに自然に根元の世界につながるような心境になります。
動と静はいつも一体です。
動の世界だけにいると、いつの日か心身がボロボロになります。
瞑想をしたり、自然の中に入ることは決して無駄な時間ではありません。
大いなる動の世界に入るのと同じことです。
追伸
東京で「右脳開発」の講演会を開催しています。

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