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自分の思い込みは「催眠」と同じです

自分の思い込みは「催眠」と同じです

現実とは何かという問いかけは哲学的な難問です。

通常は自分の思いこんでいる世界が、その人にとっての現実です。
客観的現実などありえないということになります。

自分の思い込み通りに現実が成り立っているので、本人にとっては
なんの矛盾もありません。

他の人の思い込みとぶつかった時に初めて矛盾を感じます。
ところが本人に取ってはあくまで現実なので、相手の間違いを指摘します。

このようにして人はそれぞれの意識空間に生きているのです。

その思い込みを催眠で修正すると現実も変わってきます。
思い込みのない人は誰もいません。

ということは誰でも催眠状態であるということです。

いい思い込みは人生を豊かにしますが、悪い思い込みは人生を潰しかねません。
心に実体がないように催眠にも実体がありません。

だから催眠に対する思い込みも人それぞれです。

怪しげなもの、神秘的、まやかし物、錯覚の世界、逆に心理療法に役立つ、
マーケティングに役立つ、人間理解に役立つなど、好きなように思いこんでいます。

実体のないものに実体を持たせようとするからです。
量子論の科学者さえも、「この宇宙は人間の想像で作り上げた産物である」と
言っています。

あの、お釈迦様もいみじくも言った「色即是空・空即是色」と。

この世はそれぞれの夢の世界なのかもしれませんね。
これ自体私の思い込みの世界です。

この世に真の現実などあるのでしょうか。

意識をした瞬間に催眠にかかる

意識をした瞬間に催眠にかかる

それは意識が潜在意識をブロックしまうからです。

催眠という言葉から何か特殊な世界のように感じれれますが
私たちは日常茶飯事に催眠にかかっています。

人前で話すのが苦手な人がいきなり

「挨拶をお願いします」と言われた瞬間に頭が真っ白になります。
これが催眠状態です。

自分がものすごく欲しかったものを「プレゼントしてあげる」と
言われた瞬間、心が宙に舞い上がりますね。
これも催眠状態です。

いきなり震度5ぐらいの地震が起こったらパニックが起こります。

催眠とは、変性意識状態の時に陥った時に起こる心の状態です。

このように考えると催眠はいつでもどこでも、そして誰にでも起こる
現象です。

意識をすればするほど催眠が強化されます。
私たちは何かを意識しながら生きています。

特に悩み事やちょっとした心配事などがそうです。

人の悩みは大きく分けると3つです。

人間関係の悩み、お金の悩み、健康の悩み、この3つです。

人を意識すればするほど人間関係がぎこちなくなります。
お金を意識すればするほどお金が逃げていきます。
健康を意識すればするほど病気になります。

なぜなら意識をすれば催眠状態になり心が狭くなるからです。
何を意識しているのか、それは自分に欠けてるものを意識しているのです。
欠けてるものを意識している間は、そこから抜け出すことができません。

話そうと思えば思うほど話せなくなるのと同じですね。

抜け出すには意識しないことです(これは難しいですね)

別の方法は「すべては自分の思い込みだ」と意識を修正します。
「本当は話せるのに話せないと思ってるだけだ」と思うのです。

呪文のように唱えていると、前ほど話せないことに意識が向かなくなります。
意識で自己催眠をかけてるのだから、意識で催眠を解いてやるのです。

人は自分の思い通りになってるということですね。

夢を叶えるためのアンカー作り

夢を叶えるためのアンカー作り

アンカーとは錨のことです。
船が沖に流されないように錨を下ろしますね。

それと同じように自分の夢の実現に錨を下ろします。
錨を下ろしていないと人生の荒波に影響されて沖に流されてしまいます。
途中で自信をなくしたり、夢を諦めたり、心が揺れ動きます。

そうならないように夢を叶えるためのアンカーを事前に作っておくのです。

その前に潜在意識のことについて少し話しておきます。

深いリラックス状態や瞑想中は時間の流れがわからなくなりますね。
そいう意識状態のことを変性意識と呼びます。

過去に嫌なことがあったとすれば、何かのきっかけで瞬時に
その時の状態に戻ります。

これは空間移動をしているわけで、時系列に沿って過去を思い出して
いるわけではありません。

空間移動の何かのきっかけがアンカーです。

過去の状態をあたかも今体験しているのと同じ状態です。
なぜなら潜在意識には時間の流れがないからです。

それが過去の体験であることを自覚するのは「意識」です。
変性意識になると「意識」が薄れて時間感覚がなくなるので、今体験してる
状態になります。

意識では過去、現在、未来と時間の流れを認識しますが、変性意識は
過去も未来も同じです。

眠りの中の夢と同じですね。
睡眠中の夢は過去や現在、未来が混在した物語を作り出します。

自分の未来の夢を過去に体験したごとく未来体験をするのです。
まるで夢を見ているように未来を描いてください。

大事なのは未来を考えるのでなく想像(イメージ)することです。
睡眠中の夢のように変性意識になることです。

意識的に考えると潜在意識の働きがスットップして、イメージが消えてしまいます。
映画を見ているように自分の未来を見るのです。

これは何日もかけて練習してください。(そのうちコツがつかめます)

過去を想像するように未来が想像できるようになったら、そこでアンカーを作ります。
アンカーは何らかの儀式です。

例えば未来の映像を見ながら左手(右手でも構いません)をギュッと握りしめるのです。
それを何度も繰り返していると、左手を握った瞬間に未来に空間移動できるようになります。

意識では未来ですが、変性意識状態では「今の体験」になります。

潜在意識は無限の力を持っています。
しかも自動的に、あなたの描いた未来の夢を実現させてくれます。

アンカーでいつでも未来体験をしていると、意識もやがて疑いもなく夢が実現できると
心から信じるようになります。

もちろん夢が実現するまでの時間の経過が必要です。
今日未来体験をしたからといって明日に実現するわけではありません。
そんな魔法のようなことは起こりません。

しかし、いつの日か必ず夢は実現します。

やることをまとめてみましょう。

★変性意識になれるように練習すること(自己催眠、瞑想、リラックスなど)

★未来の自分の夢を鮮明に描けるようにしておくこと(自分にとっての夢です)

★アンカーを作って毎日未来体験をすること(自分にとってに何らかの儀式です)

この三つです。早速実行してみましょう。