「井の中の蛙」が大きな夢を持ったら井戸を出て行くのでしょうか。
あなたも考えて見てください。
大きな夢を持った蛙は当然井戸から脱出して広い世界に出て行くに違いない
と誰でも思いますね。
ところが「井の中の蛙」は井戸から出て行きません。
なぜなら
井戸以外の世界を知らないからです。
知らない世界に出て行きようもありません。
どんなに大きな夢も、井戸の中の夢です。
井戸とは誰でも持っている「意識空間」です。
その「意識空間」のことを「コンフォートゾーン」と呼んでいます。
「コンフォートゾーン」とは自分にとって居心地のいい快適な空間のことです。
私たちは誰でもこの「コンフォートゾーン」から抜け出すことができません。
脳がそのように機能しているからです。
脳の「ホメオスタシス」と呼んでもいいかもしれません。
私たちの体温が暑いところでも寒いところでも一定の体温を保っていますね。
同じように時代が変わっても、仕事が変わっても「コンフォートゾーン」から抜け出さないようにできています。
脳が「コンフォートゾーン」以外の情報を遮断してしまうからです。
だから他の世界が見えないようになっているのです。
この「コンフォートゾーン」から抜け出さない限り自己成長はありません。
「コンフォートゾーン」の外側は快適な空間ではありません。
危険でストレスの多い未知の世界です。
人は安全を望みます。
安全をキープしながら夢の実現などあり得ません。
「コンフォートゾーン」を抜け出すには、未来に大きな目標を持ち挑戦するしかありません。
脳の新たな「ホメオスタシズ」を作ってやるのです。
こうして人はみんな自己成長を繰り返しながら大きな夢を達成することができるのです。