素直さがなくなると本質を見失う
歳を重ねると素直さがなくなるような気がしませんか。
自分の持ってる先入観や固定観念で人や物を見るようになります。
そうすると物の本質が見えなくなります。
一週間ほど沖縄に行って来ました。
沖縄は独特の風土があります。
特に時間の感覚が違います。
約束しても時間があってない状態です。
「郷に入れば郷に従え」
こんな気持ちで現地の人に溶け込むと新たな発見がいくつもありました。
「12時になったから食事をするのでなく、お腹が空いたから食事をする」
「何時になったから眠るのでなく、眠たくなったから眠る」
まあ、こんな感じです。
約束の時間を守らないのでなく、時間に縛られていないのです。
そんなことをしていては社会生活に支障をきたすのではと考えるのは固定観念です。
時間の中で現象を作り出しているのでなく、自然に流れる現象の中で時間を作り出しているのです。
それでいて全体が調和しているという不思議な感覚です。(もちろん全ての人が同じ思考、行動をしているわけではありません)
私の個人的な感覚ですが、沖縄は未来社会を暗示しているように思えました。
沖縄に未来社会の型があるという感覚です。
人の話を聞いたり、本を読んだりするときに、「そんなことは言われなくても知ってる」と思い込むと、そこで思考停止になってしまいます。
素直さとは「無になること」です。
無にしないと相手の言ってることが断片的にしか入って来ません。
絶えず判断しながら聞いているからです。
一旦無になって受け入れ最後に咀嚼して判断すればいいことです。
「聞き上手とは」こんな人のことです。
学びとは「素直になる」ことですね。
こんなことに気づかせてもらえた沖縄の旅でした。