アサイド

人生の謎解き「シンクロニシティ」「3」
前回は易の話をしました。
易のメカニズムを理解すると「シンクロニシティー」が理解しやすくなります。

シンクロニシティーは元々「意味のある偶然の一致」ですね。

シンクロニシティーは誰にでも起こる現象です。

それは集合無意識という「意識場」に自分の意識が干渉してる現象です。
シンクロニシティーが起こった時は集合無意識を意識してその意味を汲み取ることです。

例えば、世の中の動きや自分のおかれている目に見えない部分の環境を洞察します。
易は自分の意識と出た罫がシンクロを起こしている現象です。

易によって自分のおかれている状況や未来を予測することができます。
日常で起こってくるシンクロは、易の逆になります。

シンクロそのものが易の罫だと思って下さい。

その起こったシンクロの意味を易のように解釈するのです。
この解釈は慣れないと難しいものです。

なぜなら全体との関係性が分からないからです。
そこでまず目標(何かを意識する)を立てると意識にそったシンクロニシティーが起こります。
そのシンクロは目標の意識に対する断片の答えだと思うのです。

そうするとシンクロの解釈がしやすくなります。
なぜならシンクロニシティは、自分にとって「意味のある偶然の一致」だからです。
断片を寄せ集めないと全体の意味がわかりません。

そのために「シンクロ日記」をつけるとシンクロ同士の繋がりが分かりやすくなります。
そして最後に目標を達成することになります。
しかし、そのプロセスに何の因果関係がないので「偶然」と感じるのです。
だから「私は運が良かった、ついていた」という風に人には話しています。
運もまた自分の意識で引っ張り込んだ、その人の能力です。
それらの現象を「引き寄せの法則」と呼んでいるのです。
最後にまとめておきます。
1、強烈な目標意識を持つこと
2、変性意識状態であること
3、偶然の意味づけができること
この三点です。
仏教ではこの3の意味付けを「因縁」と呼んでいます。
原因と結果の間に、「縁」という不思議な要素が存在しています。

世間で言われているただの因果関係ではないのです。
すべては自分の意識が投影されたものが現実の世界となるという結論です。
その意識の場を、私は「意識場」と呼んでいます。
成功哲学の巨匠ナポレオンヒルは
いみじくも「思考は現実化する」といっています。

アサイド

夢で見たことが現実に起こったという「正夢」もシンクロニシティーのひとつです。
ところが夢は意識でコントロールできませんね。
古代の人は夢をコントロールする修行をしていました。
ところで、シンクロニシティは、前もって起こすことが出来るのでしょうか。
ちょっとした訓練でできるようになります。
シンクロニシティーは訓練しなくても日常茶飯事に起きているのですが、いつどんなシンクロニシティーが起きるのかはわかりません。
シンクロニシティーが起こりやすい意識層があります。俗にいうところの「変性意識」です。
夢は深い意識層に入ってる状態なので、予知夢まで起こるのです。
ロストテクにロジーでは、以前に「シンクロニシティー」のワンディセミナーを開催していました。
今は他のセミナーの中に融合させているので開講していません。
「そんなことできるわけがない」と思われるかもしれませんね。

私はシンクロニシティを事前に知った体験を何度もしています。
もちろん100%ではない、たまにそんなことがあるというレベルです。

何のことはない、シンクロニシティを事前に知るシステムは古代から確立されていたのです。
それは「易学」の世界でした。なかでも「周易」は未来を読み込む最大の知恵の体系として完成されていたのです。
中国で生まれた「易経」は東洋哲学の神髄です。
ユングと「易経」との関わりは有名な話ですね。
逆にユングはこの「易経」からヒントを得て、シンクロニシティの理論を構築したといわれているほどです。
ユングは自分の死の瞬間まで「易」を立てていたといわれています。
私の研究は遠回りすることになったが、そのお陰でシンクロニシティに対する理解がより深まりました。
「易経」に出会ってからしばらくの間「易経」の虜になってしまいました。
易を立てるのは簡単だが、その背景となる理論はとても難解です。
私は易の専門家を目指したわけでないので途中で打ち切りました。
「易経」はノーベル賞に値するほどの、恐るべき人類の一大発見であると思っています。
ただ科学的信奉者や合理主義者にとっては、お遊びの類を出ないようです。
真剣な顔で筮竹を振り回し、運命を観る易者の姿は滑稽に映るのでしょうか。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」といわれる所以です。
未来の偶然を見つけるのに、筮竹という偶然の道具を使ってもなんらおかしくはありません。
精通したら筮竹でなくて、六枚のコインでも何でもいいですね。
ユングは自分の「ユング自伝」のなかで、
「私は易を実際にやってみて、非因果律的な物象(後に私がシンクロニシティと名付けた)を暗示するように見える驚くべき符号に度々遭遇した」と書いています。
易はシンクロニシティを読み解く鍵です。
よくよく考えてみると、易を立てるターゲット(問題点)は自分が考えだし、筮竹(コインでもよい)という偶然の道具を使って、出てきた卦が自分の運命と符合するというのは、自分の意識がシンクロニシティを呼び込んでいる現象です。

自分の思ったターゲットと易の卦が「意味のある偶然の一致」を起こしているだけです。
乱暴ないいかたをすれば「思うだけでシンクロニシティが起こる」ことになります。
しかも自分の意識でシンクロニシティを起こしているのだから、自分に取って意味があるのは当然です。
意識でターゲットを絞ると「偶然」という形で「答えがやってくる」ということですね。
私は「偶然は神様からの贈り物」だと思っています。
さらに研究を進めていくうちに辿り着いたのが「場」という宇宙のエネルギー場でした。
「場」の話はまた後日談に譲りたいと思います。

アサイド

シンクロニシティーの謎1

三連休は如何でしたか?
今日からまたいつものリズムにもどりましたね。

私は「イメージワーク」の研修で三日間過ごしました。

日頃の空間から少し外れて生活していると、誰でも「シンクロニシティ」が
起こりやすくなります。
「シンクロニシティー」とは心理学者ユングが提唱した「意味のある偶然の一致」
のことです。

「物事は原因があって結果がある」、という因果律に沿っていますね。
ところが「心で想ったことが物理現象としてあらわれる」という不思議な体験は誰にでもあります。

「今日は時間があるので映画を見に行こう」

と、思っていると偶然に訪ねてきた友人に、映画のチケットをもらったという例などこれにあたります。
心で思ったこととチケットをもらったことの間に、何の因果関係もありません。
だから不思議な感覚に見舞われるのです。

私たちのみのまわりには、実に奇妙な出来事がつぎつぎと起こっています。
ユングは20年以上の歳月をかけて、この奇妙な現象を解明しようとしたのです。
日本語では「共時性」(シンクロニシティー)と呼ばれています。

これらの「意味のある偶然の一致」は一体何を意味しているのでしょうか。
私たちの運命に何か大きな隠れた存在があるようにも思えます。

成功者といわれる人たちは、ほとんどこの見えない力「偶然」によって功をなしています。
成功者のほとんどは「私は運がよかった」と述懐していることからもわかります。

よく考えてみたら、人生は小さなことから大きなことまで偶然の連続で成り立っているものです。
「偶然など当てにもならないものを軸に人生を歩んでいるなんて自分にはありえない」

 「そうでしょうか」
 
 約束さえしていなければ、朝一番に誰から電話がかかってくるか分からない。
 通勤中に電車の事故に遭遇し会社に遅れるかもしれない。
 道でバッタリ10年来の知人に会うこともあります。
 こんな些細なことは日常的に起こっていますね。
 ところが、こんな些細なことから人生が大きく変わっているのです。

この「意味のある偶然の一致」の謎解きをしてみたいと思いませんか?

 http://yume369.jp