失敗は成功のもと
ある青年が「失敗を恐れずに何でも挑戦しろ」と上司に言われていた。
ある日、青年は大失敗をして上司に思い切り叱られてしまいました。
「失敗を恐れるな」といっていたのに「言ってることとやってることが違う」と、
私に愚痴をいってきました。
よく聞いてみると叱られても当然だと思いました。
上司は失敗から学べと叱っていたのです。
それなのに青年はなぜ失敗したのかという分析もなく、問題意識も持っていなかったからです。
失敗を一度も体験したことのない成功者はいません。
失敗は誰でも冒すものです。
失敗を恐れていては何も出来ません。
失敗したときの対処の仕方が成功者と失敗者は違っているのです。
成功者は失敗から学び、さらに成功へと飛躍させるからです。
失敗者は何の対策もしないでただ失敗を嘆いているだけです。
「失敗は成功の元」といわれるのは、失敗から多くのことを学び取り
成功の種にするからです。
逆に失敗しないで成功した者は誰もいないという事実です。
上司はそのことを青年にいいたかったのです。
上司が叱るのはそれなりの理由があるからです。
それに気づかない者はほんとうの失敗者です。
翌日に上司に何を言ったかは知りませんが、
「おまえに期待してる」と上機嫌だったと、私に報告してきました。
青年はそのことに気づき成功者への一歩を踏み出したというわけです。
最後に蛇足ですが、怒ると叱るは違いますね。
怒るのは腹が立って感情的になってるだけです。