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多種多様な人の営み

多種多様な人の営み

世界にたくさんの国々があります。
そしてそれぞれ独自の文化や宗教観を持っています。

多種多様なことはいいことですね。
お互いに刺激をし合って成長できるからです。

ところが現実はそうではありません。

自分の所属する宗教や文化を他に押し付けようとします。

結果、いろいろな摩擦が生じているのが現実です。

国家間では戦争まで起こして他者を自分の支配下に置こうとしています。

人類は長い間、紛争や戦争で明け暮れてきました。

それをみているとお互いに認め合うことなど不可能に見ます。

「和を持って尊しとなす」

このような根源の文化を持っている日本でさえ紛争や摩擦が絶えません。

なぜそうなるのか!

社会は人間の集合体(るつぼ)です。

そこに多種多様な人間の我欲が蠢いています。
すべての紛争の元は人間の我欲に起因します。

我欲を捨てろと教えている仏教徒でさえ戦いの歴史であった。

人間は我欲が捨てられない生き物なのでしょうか。
たぶん難しいことなのでしょう。

だからこそ仏教の無我の教えがあり、戦争が絶えないから平和の教えが
あり、それでも足りないからルールや法律があるのですね。

でも現実に我欲の無い人間など存在するのでしょうか。

仮にすべての人々が我欲をなくしてしまったら文明を築くことすらなくなります。我欲にも質と量があります。

お互いに助け合わなければ成り立たないのが社会というものです。

東洋の教えに「ほどほどに」という戒めがあります。

やはり「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という東洋の知恵に従えば少しは平和な世界が訪れるのかもしれません。

今年も終わろうとしています。
さて、2015年はどんな年になるのでしょうか。

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