チャンスを逃すのは欲望である
物事にはタイミングがあります。
これは誰でも知っていることです。
でもほとんどの人はタイミングを逃します。
せっかくのチャンスもタイミングが合わなければ逃してしまいます。
どうしてそうなるのでしょう。
原因はいろいろありますが、主な原因は「損得勘定」で動く人間の欲望です。
それも目先の損得で測ってしまう。
どんなに実力があってもタイミングを逃す人は成功できません。
なぜなら成功するチャンスが巡ってこないからです。
正確には巡ってきても気がついていないということです。
話をわかりやすくするために極端な例をあげましょう。
合格できる十分な実力があっても受験日を間違えば合格できません。
現実にはこんな馬鹿な人はいませんが、他のことで似たような間違えを起こしている人はたくさんいるものです。
チャンスを逃す人は目先の損得にこだわり判断ミスをしてしまうのです。
実力があるのにもったいない話ですね。
タイミングを外す人はこういう人です。
チャンスには周期があります。
一度逃すと数年はやってきません。
春に撒く種のタイミングを外すと1年先の春まで待たねばなりません。
いや、その前に種は腐ってしまう可能性もあります。
世の中が乱れるとチャンスがなくなるという人がいますが、混乱状態の時ほどチャンスに溢れているものです。
孫氏曰く戦場で敵陣が混乱を起こす時、勝利のチャンスは無数にあるといっています。
現代の敵陣とは何か？
今の世情のことです。
故に昔から賢者は「平常心」の大切さを説いています。
