時間が二次元とすれば?
時間は一直線上に流れているように感じます。
時間の流れは人によって感覚が違います。
時間は存在しているのか。
時間の存在は科学者や哲学者が悩み続けている問題です。
アインシュタインは時間など存在していないと言っています。
全ては観測者の相対的な位置によって時間の流れが速くなったり遅くなったりしている
だけだと言っているのです。
時間の存在はさておき人間は3次元空間に生きています。
物理学的な4次元は3次元に時間を加えたものです。
人間は3次元空間に生きているので4次元は想像できません。
もし時間が2次元的なものであれば未来と現在が重なります。
私たちが認識できる時間は一次元的な時間の流れです。
イメージとしては一直線上に時間が流れている感じがします。
二次元の時間とは何か?
ちょっと分かりにくいので例えて話します。
AからBに伸びてる糸を想像してください。
直線状の糸であれば、A点とB点は離れています。
糸を曲げるとA点とB点を重ねることが出来ますね。
線は一次元ですが曲げると一度自由度が増すので面の動きをします。
そうすると曲げた糸は二次元になります。
時間が二次元であれば未来と現在は同じものです。
時間は流れていないということになります。
人間の意識が流れていると認識しているだけです。
ところが空間の性質で時間が延びたり縮んだりするようにみえます。
ここで新幹線の車内の空間を考えてみましょう。
新幹線の空間で時速4キロで前に歩くのと、地面という空間の上を時速4キロで歩くのを比較
してみましょう。
自分の歩行感覚は同じ4キロで歩いているので速度は同じに感じますね。
ところが新幹線のスピードが時速200キロとすれば、200+4ですから204キロで前に進んでいることになります。
今は分かりやすく距離で説明していますが、これが距離でなく時間と考えてください。
空間によって時間の進み方が違ってくるのです。
違うと言う意味は相対的に違っていると言う意味で速度感覚は同じです。
さきほどの新幹線の話に戻ると地面を歩くのも新幹線の中を歩くのも4キロと同じですね。
相対的というのは、地面から新幹線に乗っている人を見ると、その人は204キロで前に進んで
いるのです。
今度は話を意識空間に戻しましょう。
時間感覚は人によって違います。
時間感覚は環境によっても違ってきます。静かな田舎などに行くと時間はゆっくり流れている
感じがします。子供時代の時間はゆっくり流れますね。
時間が人間の認識から生じたものと仮定すれば、心理的時間は延びたり縮んだりしています。
眠っている夢の中の意識空間と起きてるときの意識空間の時間の速さは違います。
速さだけではなく時間の流れも逆になっています。
夢と現実はつながっています。
翌朝5時に起きると強く念じて眠ると5時に目覚めた経験は誰にでもありますね。
眠ってる時間と起きている時間をつなげると時間の流れは二次元になります。
そうすると未来と現在が重なり合っていることになります。
夢で見たことが現実に起こる「予知夢」という現象も時間が二次元ならありうることです。
デジャビューもシンクロニシティも時間の二次元で説明がつきますね。
まあ、これはあくまで仮定の話です。でも、本当かもしれませんよ。