アサイド

人が嫌いになる瞬間
余程の聖者でない限り100点満点の人はいません。
誰でも良い面と悪い面を併せ持っています。
自分の悪い面を見るのは嫌なものです。

なんか「自己嫌悪」に陥るからです。

そこで他人の中に自分とそっくりな悪い面を見つけた時、瞬間にその人が嫌いになります。
自分の嫌な面を相手に投影するからです。

本当は相手が嫌いなので無く、自分で自分が嫌なのです。
自分を否定する代わりに、相手を否定して嫌いになるというわけですね。
そんな嫌な相手を好きになるように気持ちを切り替えたら不思議と安堵感が生まれます。
なぜなら相手は自分だからです。
自分が自分を好きなるのと同じです。
「自己を肯定する」
これは人生の基盤です。
自分が自分を認めることなく、人は幸せになることができません。

こんな気持ちで嫌な人に接したら、その人が愛おしく見えてくるかもしれませんね。

素直さがなくなると本質を見失う

素直さがなくなると本質を見失う

歳を重ねると素直さがなくなるような気がしませんか。
自分の持ってる先入観や固定観念で人や物を見るようになります。
そうすると物の本質が見えなくなります。

一週間ほど沖縄に行って来ました。

沖縄は独特の風土があります。
特に時間の感覚が違います。

約束しても時間があってない状態です。
「郷に入れば郷に従え」
こんな気持ちで現地の人に溶け込むと新たな発見がいくつもありました。

「12時になったから食事をするのでなく、お腹が空いたから食事をする」
「何時になったから眠るのでなく、眠たくなったから眠る」
まあ、こんな感じです。
約束の時間を守らないのでなく、時間に縛られていないのです。
そんなことをしていては社会生活に支障をきたすのではと考えるのは固定観念です。
時間の中で現象を作り出しているのでなく、自然に流れる現象の中で時間を作り出しているのです。
それでいて全体が調和しているという不思議な感覚です。(もちろん全ての人が同じ思考、行動をしているわけではありません)

私の個人的な感覚ですが、沖縄は未来社会を暗示しているように思えました。
沖縄に未来社会の型があるという感覚です。

人の話を聞いたり、本を読んだりするときに、「そんなことは言われなくても知ってる」と思い込むと、そこで思考停止になってしまいます。

素直さとは「無になること」です。

無にしないと相手の言ってることが断片的にしか入って来ません。
絶えず判断しながら聞いているからです。

一旦無になって受け入れ最後に咀嚼して判断すればいいことです。
「聞き上手とは」こんな人のことです。

学びとは「素直になる」ことですね。
こんなことに気づかせてもらえた沖縄の旅でした。

アサイド

いっときの憤りをこらえれば百日の憂いを免れる

人間は感情の生き物です。
その日の気分によって揺れ動きます。
何でもないようなことでも人の言動が気になる時がありますね。
でも、いっときの感情に任せて憤っていたのでは、人間関係がこじれてしまいます。

相手が悪いのでなく、自分の感情が不安定だと自覚して一息いれることです。
「何であんなことを言ってしまったのだろう」と反省しても、一旦発した言葉は消すことができません。

しばらくは憂鬱になります。
「いっときの憤りをこらえれば百日の憂いを免れる」
と言いますね。

不動心になれるように日頃から心の鍛錬が必要です。