アサイド

成功は外に向かっているが、幸せは内に向かっている。
成功に向かう人は幸せではないし、幸せに向かう人は成功しづらい。
言葉は行動につながります。
言葉は観念を伴い、観念は行動を伴う、言葉が違えば方向性が違ってくるのです。

それでは成功と幸せは矛盾しているのか、そんなことはありません。
本来成功と幸せは同じものです。
幸せになるために成功するのであって、成功するために幸せを犠牲にすることありません。
現代人の成功の定義は、ビジネスを成功させて富と社会的地位や名誉を得るということが中心になっています。
一方幸せは定義などありません。あくまで各人の内面的な心の満足です。
成功は客観的な物差しですが、幸せは主観的な物差しだからです。

内面的な幸せは人間的成長と関係があります。

心の成長がないと、何事にも不満が付きまとい幸せ感がありません。
やはり外的な成功と内的な幸せの調和がとれていることです。
この方向性が間違っていると、成功しても幸せになれないし、幸せになっても、もっと成功したいと不満が募ってくるものです。

しかし、今幸せな人はリスクを負ってまで成功したいと思いません。

成功したいと願っていても、今の幸せを崩したくないのです。
あなたが成功者であれば、幸せを考え、今幸せであれば成功を考えて調和させることです。

日本人は感性豊かなので成功を望むより、幸せを望む人が多くいます。
しかし、成功もまた幸せの要素であることを忘れないように日々精進したいものです。
成功と言っても身の丈にあった成功という意味です。

アサイド

「井の中の蛙」が大きな夢を持ったら井戸を出て行くのでしょうか。

あなたも考えて見てください。

大きな夢を持った蛙は当然井戸から脱出して広い世界に出て行くに違いない

と誰でも思いますね。
ところが「井の中の蛙」は井戸から出て行きません。

なぜなら

井戸以外の世界を知らないからです。
知らない世界に出て行きようもありません。
どんなに大きな夢も、井戸の中の夢です。
井戸とは誰でも持っている「意識空間」です。
その「意識空間」のことを「コンフォートゾーン」と呼んでいます。

「コンフォートゾーン」とは自分にとって居心地のいい快適な空間のことです。
私たちは誰でもこの「コンフォートゾーン」から抜け出すことができません。

脳がそのように機能しているからです。

脳の「ホメオスタシス」と呼んでもいいかもしれません。
私たちの体温が暑いところでも寒いところでも一定の体温を保っていますね。
同じように時代が変わっても、仕事が変わっても「コンフォートゾーン」から抜け出さないようにできています。
脳が「コンフォートゾーン」以外の情報を遮断してしまうからです。

だから他の世界が見えないようになっているのです。

この「コンフォートゾーン」から抜け出さない限り自己成長はありません。
「コンフォートゾーン」の外側は快適な空間ではありません。

危険でストレスの多い未知の世界です。
人は安全を望みます。
安全をキープしながら夢の実現などあり得ません。

「コンフォートゾーン」を抜け出すには、未来に大きな目標を持ち挑戦するしかありません。
脳の新たな「ホメオスタシズ」を作ってやるのです。
こうして人はみんな自己成長を繰り返しながら大きな夢を達成することができるのです。

アサイド

夢の世界は現実の時間空間が圧縮された世界であることは説明しましたね。

それは自分の人生(現実)が圧縮された世界でもあります。

人生の三分の一は眠っている時間です。

だから人生の「夢」と眠りの「夢」は同じ漢字を使っているのです。

夢の世界は神秘の世界です。

夢にまつわる不思議な話は世界中にあります。

夢の研究はずいぶん遅れているので、単なる深層意識の幻覚程度に捉えられています。

心身を休めるために眠りの時間が存在しているとされています。
しかし、眠ってる間は脳が狂ってる訳ではありませんね。

犬や猫も夢を見ていると研究者は言っています。

寝てる間は無防備だから進化の過程で短縮されても良さそうなものです。

もし「あの世」があるとすれば、それは夢の世界かもしれませんね。

「儚い」という字がそれを物語っています。

人の見る夢は実体のない(価値のない)ものだと解釈されています。

とんでもないことです。

「夢」は現実なのです。

今日は「夢」の話でないので詳しいことはカットします。

ただこれだけは理解して欲しいと思います。

「現実と夢の境界線はありません」

朝、目が覚めたら「現実の世界」だと思われてますが、覚めた後の現実も

夢の延長線上にあります。

変な言い回しですが
「起きながら眠っているのです」

その意味で、眠りの夢が幻覚なら、現実もまた幻覚なのです。

人生の「夢」も大いなる幻覚の世界といったら眉唾に聞こえるかもしれませんね。

「幻覚」という言葉を「想像」に置き換えてください。

「想像」をまた「イメージ」に置き換えて見たら、「目標を明確にイメージする」

という成功法則の話になりませんか。

「引き寄せの法則」は

「目標をイメージ」→「想像する」→「幻想」→「幻覚」→「眠りの夢」

逆から説明すると上記のようになります。

「目標のイメージ化」と「眠りの夢」の違いは臨場感の違いです

夢は覚めない限りまるで実際に体験しているような臨場感があります。

「目標のイメージ化」には現実のような臨場感がありません。
臨場感のないものには実体はありません。

この臨場感に秘密があります。

現実の世界があまりにも臨場感があり過ぎるので「仮想現実」である

ことに気づかないだけです。

またまた長くなってしまいましたね。
「はやく怖い実験の話をしろ!」
と影の声が聞こえて来ます。

この話は究極の「引き寄せの法則」の話なので、もうちょっと辛抱してください。

「怖い実験」は「引き寄せの法則」の秘密の話ですから〜。
つづく(また続くのかといわないでね)